走る走る男の物語

ほぼロードバイク&少しマラソンとかのblogです!

第1回さいたま国際マラソン参加!

第1回さいたま国際マラソンに参加した。
東京国際女子マラソン横浜国際女子マラソンの系譜を引き継ぐ国際大会。
自分の地元、埼玉で開催ということで5月の募集の時にはポチリ合戦に参戦して
なんとか出場権を獲得した。
5月に出場は決めていたものの9月まではバイクのヒルクライムモード。
赤城山が終わってから、ランモードに移行した。
10月からは週末に20km走や30km走を取り入れる。
10月24日には、12時間リレーで徹夜の27kmラン。
最後の距離走が10月31日、2週間前の32kmランだった。
これが本大会前の最長距離走
きちんとした調整はできなかったけど、付け焼刃的にとりあえず形にした。
そして11月。
1週間前の練習で、最後刺激入れ10kmペースラン。
38分45秒くらいで流して刺激入れも無事終わり。
この時点でナンバー引換証が届いていなくて心配したが
月曜日に届いて一安心。
大会前の一週間マスクして風邪予防もした。
そして大会本番の週末を迎える。
この大会は前日か前々日受付しかないので、金曜日か土曜日に受付にいかなくてはいけない。
それが少し面倒だったけど、それが決まりなので行ってきた。
受付の場所は大会のスタートゴール地点、「さいたまスーパーアリーナ」。
ちょっと面倒くさいな、と思っていたが・・・・・・。
北与野駅を降りて会場まで歩いていくと何やら遠くにネオンの光が。
目の前のけやき広場ではイルミネーションと屋台で盛り上がっていた。

そして、ドーン!!!!

この入り口にくると興奮してきた!
面倒くさいという気持ちはどこかに吹っ飛んでいた!
ドキドキしながら中に入ると、広いアリーナで受付を行っている。


受付はがらがらでスムーズだった。
この受付で参加受付をした際、「頑張って!!」という声援と拍手がすごくて
少しこっぱずかしかったなぁ。
でも嬉しかった!!!!
計測チップの動作確認をして受付終了。
早速アリーナ席でもらったものを確認〜。
参加賞に入っていた巾着もオシャレ♪


参加賞に草加せんべいがあるのも埼玉らしい♪
自分のソウルフードです!!

その他出店ブースで手袋とゼッケン留め、シャーペンを購入。
せっかくの第一回大会だからね。

そういえば埼玉の狭山茶といえば有名だけど
これは初めてみた。
味が楽しみだ。

そして、レース前夜。
自宅でレースの準備。
今回は、ウェアがナイキ、パンツがアシックス、ソックスがアディダス、グローブがアシックス、
シューズがミズノというめちゃくちゃな組み合わせ(笑)!
さらにRinztokyoで補給食を購入。

さいたまのコースはシビアで、補給食は27km過ぎからしか用意されていない。
自分としては15km地点くらいから補給を開始したいので
その補給食をゲット!
これでレースの準備は完了。
あとは心配なのが天気。
天気予報では午前中が雨となっている。
さらに最高気温が20度越え!!
どうか雨よ、早めに上がってくれ。
暑くならないでくれ〜〜〜!!
☆☆☆大会当日☆☆☆
レースは、オリンピック選考(チャレンジャー)の部が9時10分スタート。
自分の一般サブ4の部のスタートは9時40分。
それを逆算して、当日の起床は午前6時。
シュガーパンとゼリーを食べて午前7時自宅発。
さいたまスーパーアリーナ近くの駅、北与野駅に到着が午前8時過ぎ。
会場近くにいくと太鼓の音が聞こえてくる。
おお、きたきた〜!!
盛り上がってきた〜!!
雨は上がっている。
でも霧雨みたいのが降ったり止んだり。

スタート地点では係員の方が一生懸命準備してくれているぞ。
宜しくお願いします!!

またゴールゲート側では、トップランナーたちがアップしていた。
おお〜〜!!
女子とはいえ一流ランナーと同じ大会にでれるなんて
なんか気持ちが盛り上がってくる!

どうやらNACK5でもマラソン放送するようだ。

会場はランナーの熱気でいっぱい。
さすがオリンピック選考会だ!!
その舞台を一緒に走れるなんて幸せじゃーーー!!
アリーナ席に荷物を置いて早め早めに準備する。
トイレは安定の渋滞だったけど、余裕をもって終わらせた。
整列開始が午前8時50分からで、スタートの50分前という厳しいスケジュールだったからだ。
外に並ぶというので、一応カッパを着て自分のブロックに並ぶ。
ブロックに並んでいると、すぐ目の前を一流ランナーが通って先頭方向へいく。
これまた興奮だ。
午前9時から開会式が始まり、招待選手の紹介がはじまった。
大きな拍手がスタート地点に広がる。
今まで参加したマラソン大会でこういうのはなかったから
すごい新鮮だった。
超興奮した。
その興奮が冷め止まぬまま9時10分、オリンピック選考の部、チャレンジャーの部がスタートした。
さて・・・。
一度は興奮したものの・・・。
そこから自分のスタートまでが長い。
実に30分。
尿意が心配だ。
頼む、尿意よ、こないでくれ〜!!
心配しながら、スタート時間が近づいてくる。
ふと3分前にガーミンを見ると、GPSを捕捉していない!!!!
かなりあせった。
ウォッチを上にかざしたりしてあたふたしたけどスタート1分前になんとか捕捉してくれた。
ふう・・・。
さあ、スタートだ。
雨はほとんど上がっている。
着ていたカッパを脱いで、路上にいるスタッフに渡そうか考えていたら
横にいたランナーの方がゴミ袋で回収してくれた。
実にありがたい。
そして、9時40分。
ついにスタート!!
実に2年以上走っていないフルマラソン
前回2011年3月板橋シティマラソンでは2時間57分だった。
でもあのコースはど平坦コースで記録が狙いやすかった。
しかし、今回は難コースだと評判の大会。

しかしアップダウンだらけだ。
これはタイムは狙えないか・・・。
今回フル自体が2年ぶりということで
とりあえず3時間切りを目標として、あとは当日の調子任せ。
さあ、いっちゃいましょう!
地元埼玉なので知っている道を走れるのが嬉しい。
とにかく30km地点まではウォーミングアップでその後上げていくつもりでペースを作る。
無理はしない。
そこまで練習できていなかったので、キロ4分10秒くらいでいく。
そのペースで力を抜いて余裕な気持ちで走る。
走り出しはペース感覚がイマイチ分からなかったが
2km、3kmの通過タイムを見ながらペースを安定させた。
5km地点の通過が21分12秒。
最初のスタート渋滞を思えば、いい走り出しだ。
微妙なアップダウンが続くが力を抜いて楽に走る。
急坂と言われた新浦和橋も楽に通過した。
10km地点までの5kmラップも21分ちょうど。
安定したペースを刻めている。
12km手前の山崎折り返し地点も脱力しながら通過。
14km過ぎて一度事前に用意した補給食を入れる。
エネルギーが切れる前の補給が大切だ!
15km地点までの5kmラップは21分01秒。
実にペースが安定している。
いい感じだ。
その後、ひとつの難所「新見沼大橋有料道路」に差し掛かる。
このあたりで少し脚に重さを覚える。
ん??どうした??
ちょっとペースが落ち気味だったが
いつかきつい時間は終わる、と自分に言い聞かせてそれ以上ペースが落ちないように走った。
持ちこたえている。
かといって頑張っている感じでもない。
だんだん調子が上がってきた。
新見沼大橋を越えて浦和大学の先で女子のトップランナーとすれ違う。
日本の吉田選手が先頭にくらいついている。
すごいぞ!!頑張れ!!
自分の好きな渋井選手も少し後ろでついていっている。
渋井選手頑張れ〜!!!
オリンピック選考会を同じコース走りながら見れるなんて
至福だ〜〜〜♪♪♪
トップランナーにパワーをもらい、自分の走りも調子があがっている。
そのまま20km地点を迎える。
この5kmラップが21分04秒。
いいじゃないか!!
20km地点あたりはサッカーで有名な埼玉スタジアム周辺だ。
埼玉スタジアム、壮観だったな〜。
そのスタジアムそばの折り返しを越えるとすぐに中間点。
ゴールタイムを計算するひとつの目安になる。
中間点の通過は、1時間29分01秒。
いいペースでサブスリータイムを刻んでいるぞ。
ここで2本目の補給食を注入。

27km地点からはバナナの補給が始まるので
それを逆算した補給だ。
このあたりからは本当に調子がよくて
ロングスパートかけちゃおうかな?なんて考えていたぐらいだ。
23km地点では反対側の28km地点を走る知り合いの女性ランナーがいた。
ちょっときつそうだったけど大丈夫かな?
とにかく20kmすぎからはしばらく平坦が続くので気持ちよく走りたい。
25km地点までの5kmラップは20分59秒。
初めて21分を切ったが、相変わらずペースは安定している。
その後最後の折り返しを越え、あとはさいたま新都心に戻るだけ!
この辺はのどかな田舎道。
思いっきり知っている場所。
ちょっと懐かしさも感じながら走る。
27km過ぎのバナナ補給も予定通り摂った。
そういえば28km地点くらいで抜いたランナーが泡だらけだったけど
あれは何だったのだろう?
不気味だったので、少し距離を空けて一気に抜いた。
そのまま30km地点。
30km地点までの5kmは21分15秒。
ん?ちょっとペース落ちているか?
サブスリーぎりぎりのペースだ。
さあ、ここからがレーススタートのつもりでいこう!!
気持ちを入れ替える。
足にはまだ余裕がある。
いけるぞ!!
しかし。
このあたりから太陽がでてきた。
気温が上がってきた。
いや、これはきついな・・・。
本来寒いくらいが好きな自分としては、これは嫌な気象条件になった。
しかも30km過ぎてからはまたもやアップダウンだらけ。
どこまでペースをあげれるか?
なんとかネガティブスプリットまでもっていきたいな。
そう思いながら淡々と走る。
帰りの新見沼大橋もクリア。

中尾陸橋もなんのその。
35km地点までの5kmも21分09秒。
お、これはいけるか?と思ったが、その先、駒場運動公園を右折した直後の登りあたりで・・・・、
う、、、こ、これは、、、、
キターーーー!!!!!!!
ずしんとキターーーー!!!!!!
足が重くなってきた〜。
今回は事前の練習でも32km走までしかやっていなかった。
そのツケがここでくるのか?
だんだんこの辺から1kmごとの表示が遠く感じてきた。
きついけど、これがマラソンの醍醐味だ。
ここからが頑張りどころだ!!
ちょっとペースが落ちているが、サブスリーは見えているんだ。
ここで頑張らず、どこで頑張る?
なんとか気持ちを切らさないように自らを奮い立たせる。
こうなると36km、37kmと1kmごとの表示が心の支えだ。
38kmの表示がなくて、少しガクッときたが
39kmすぎの残り3km地点で時計を確認すると
2時間45分45秒くらい。
ペースダウンしなければ、サブスリーはいける!
粘るしかない。
地元埼玉で初の国際マラソン
第一回のこの大会でサブスリーをとるんだ!
もう我慢大会だ。
40km地点までの5kmラップは22分09秒。
初めて22分以上かかっている。
耐えろ、耐えろ〜〜〜!!!
自分との戦いだ。
40km過ぎて、残り2kmの表示地点で2時間50分30秒くらい。
このままペースダウンしなければいけるんだ!!
そう自問自答しながら、粘る。
足が重い。
ペースを落したい。
でもあとで後悔したくない。
ああ、これがマラソンなんだな・・・・。
なんでこんな苦しい思いして走っているんだろう・・・。
弱気になりそうな自分を封じ込めて
とにかく腕を振ってもがいた。
最後の難所、JRガードをくぐるアップダウンも通過。
残り1kmの表示の時点で2時間55分10秒。
残り1kmを4分50秒以内でいけばサブスリーだ。
ちょっと現実的になってきた。
パワーがでてきた。
それを確認してラストペースを上げる。
ゴールはまだか?
ゴールはまだか?
早くゴールゲートが見たい。
でも見えない。
どこがゴールかわからないまま、ふと交差点を左に曲がったら
見えたーーーーーーーーーー!!
42km地点の表示とゴールゲートが見えた!!
さあ、ラストスパートだ!!
サブスリーは目前だ。
自己ベストには程遠いけど、ネガティブスプリットはできなかったけど、
第一回大会のこの大会でサブスリーは嬉しい。
ラストもがいた。
もう倒れこみそうだ。
ゴールしたら倒れてしまうか?
構わない!!
最後の力を振り絞れ!!
ゴール地点にテレビカメラがあることを思い出して
ちょっと意地を見せて
ちょこっとガッツポーズして、、、、、
ゴ〜〜〜ル!!!!
やったぁ。
オワッタァ・・・。
タイムを確認すると・・・
グロスタイムは、2時間59分28秒。
手元の時計は、2時間59分18秒。
なんとかサブスリーいけた〜。
もうヘロヘロで倒れたかったけど、
ふらふらと歩いて、結構歩いて、かなり歩いて、
アリーナ内に入り、可愛らしい女子高生軍団に完走メダルと完走タオルをかけていただいた♪

このメダル結構ずっしりと重い。
かっこいい!!
いや〜、疲れたけど、きつかったけど楽しかった!!
所々で足が攣って倒れこんでいる人がいたけど
足を引き摺りながら、貴重品を受け取って自分の荷物があるアリーナ席に戻った。
ちょっと椅子にもたれながら休憩。
少し回復してから着替えして、のんびりと会場を後にした。
アリーナをでると下の道路のゴール地点に向かってまだランナーは走っている。

サブ4目指して、最後力を振り絞って走っているランナーがたくさんいる。
頑張れ!!!
超頑張れ〜!!!!!!!!
サブ4の関門で、一体どれくらいのランナーがゲートをくぐれないのか?
そんなことを思いながら、閉門を見届けることなく、重たい足を引き摺って帰路についた。
あとでテレビの録画を見たら4時間ちょうどで非情にも閉門がされていた。
関門の案内になかったゴール閉門は少しかわいそうだったな。
(参加案内に13時40分で閉門する表記がされていましたので取り消します。)
そのあとニュースでこの大会の完走率が男子73%、女子56%と知った。
やはり難コースだったな。
ちょっと気温も暑かったし・・・。
でも。
でも。
最高にきつかったけど、最高に充実した大会だった。
記念すべき第一回大会、オリンピック選考会と同じ日、同じコースを走れて幸せでした。
大会スタッフやボランティアの方々、色々ありがとうございました。
途切れることなく沿道で声援してくださった方々、本当にパワーもらいました。
この大会を走ったランナー、この大会に関わった人達、
全てに感謝しながら、記念メダルを噛み締め、しばらく余韻に浸っていきます。



来年は、また、走りたいーーーー!!!!!
●おまけの考察
この大会のサブ4という時間制限と5000人の出場枠については今後も続けてほしい。
他のお祭りみたいな大会と一線を画していていいと思う。
スタートの整列開始時間とゼッケン事前発送だけ、ちょっと考えてくれたら、いいな〜(笑)。
【第1回さいたま国際マラソン
一般サブ4の部
グロスタイム2時間59分28秒
ネットタイム2時間59分18秒
・平均ペース キロ4分14秒
※公式順位でました。
3279人中、266位
10km地点で一時は510位まで下がったが、そこから244人抜きのようだ。
粘ったかいがあったな!!