走る走る男の物語

ほぼロードバイク&少しマラソンとかのblogです!

エデンの里「十三塚峠」との決戦!!

・・・筑波の山々が倒された際に憎しみの力を増幅させ、その魂を『完全暗黒物質』として蘇らせた姿を持つ峠・・・
超神水を秘めし、幻の狭間。エデンの里、その彼方にあると云われる、その名も「十三塚」・・・
・・・・・・
・・・・・・
最近繰り広げられている激坂との死闘に次ぐ死闘。
小岩エルグで奥義を身につけた後、しばらくして子の権現で光の輪を手に入れた。
光の輪に竹寺と苦労坂でパワー注入し、先週挑んだラピュタ坂では
持てる技をすべて駆使し、ギリギリの戦いを勝ち切った!
そして天空の城に吹く祝福の風により浄化された我が身は
さらなる強敵を求めるようになった。
関東圏内で強敵と言える相手。
他の方々のブログを拝見しても足つき続出している強敵。
そんな強敵を探すと……
次なる相手を見つけた!
その名は、「十三塚峠」。
自分の練習山である筑波にあるという。
いや、全然知らなかった。
色々調べると、距離3.2km、平均勾配11.7%、最大斜度28%だとか。
ん、平均斜度はそれほどでもなくね?
いやいやいや。
ここは違うんですよ、旦那。
ラスト750mで120m上がる超激坂が最後に待ち構えているとかなんとか。
人によれば子の権現のパワーアップ版ともいう。
ラピュタ坂が750mで150m上がるので、それに近い感覚だろう。
いや、これは超難敵だと予想される。
まだ自分のテリトリーにこんな敵がいたとは迂闊だった・・・。
しかも。
この峠は制覇した者だけが口にできるという湧き水超神水の伝説がある。
なんと!!
これは是が非でも「超神水」を飲んで身体を研ぎ澄ませねばならない!!
・・・・
ということで、今朝は筑波方面に行くことにした。
筑波に行くときは最近はいつも輪行
秋葉原から一本で筑波まで行けるので輪行が便利だ。
朝4時に起床し、4時30分に自宅発。
4時45分に秋葉原につきバイクを輪行袋につめ
5時8分の始発電車に乗る。
もう慣れた手順だ。



そこから1時間で筑波に着く。
駅構内のコインロッカーにバッグ等をしまい、6時20分には地上へ。

準備体操を済ませ、6時30分には出発した。
つくば駅から最初の目的地、不動峠まで約14km。
いつもは東大通を行くのだが交通量が多くて走りにくい。
なので128号線を使う新しいルートを開拓した♪
ここまでくると後はいつもと同じ行き方。

約2kmの弾丸ストレート。
ここで向かい風だと大変だ。
今朝は風が穏やかでよかった。
そして定番の不動峠へ。
距離3.8km、平均斜度7%の練習にうってつけの峠だ。


今日は結構追い込んだつもりだったが、心のどこかでウォーミングアップという
気持ちがあったのか。
タイムはあまりよくなかった。
ラップを見ると、
1.5km(4分54秒)→2km(6分54秒)→3km(10分54秒)→14分20秒
で登頂。
自己ベストより30秒以上遅い・・・・。
うーん、今日は調子よくないのか??
しかも不動峠のラストの斜度15%のところで後輪がスリップ。
そう、前の日に降った雨のせいだ。
日陰はまだ路面がウェットなのである。
不動峠でスリップしたのは初めてだ。

ここで千葉の柏から来たという方としばし談笑。
お互いソロライドなので、練習方法などに会話が弾んだ。
そのあと、裏不動峠をくだり、フラワーロードへ。
そしてセイコーマートの交差点を左折するとあとはまっすぐ。
そこに十三塚のスタート地点はそこに存在する。
ちなみに十三塚の地域は果樹園が溢れている。
甘い誘惑に満ちたエデンの園がその舞台だ。

おや、変わったモニュメントもあるぞ。

魔のエデン・・・「十三塚峠」。
そしてここがスタート地点のようだ。

ずどぉぉぉぉーーーーん!!!
なんと禍々しい雰囲気なのだろう。
見た通り暗雲が立ち込めてきた。
不動峠でスリップしたくらいだ。
十三塚峠の激坂区間を果たして耐えられるのか???
心に不安がよぎる。
でもせっかくきたのだから挑戦するしかない!!

とりあえずここをスタート地点として登頂しよう。
一旦息を整えて、軽く水分を口に含んで・・・。
覚悟を決めて・・・・
さあ、行こうか!!!!
しばらくは果樹園とその農家の地域。
作業中の方々が笑顔であいさつしてくれた。

ん、公民館がある。
十三塚公民館か。
果物がたくさん集まりそうだ♪
しかしスタート直後の道は見晴らしがよくて先まで見えるのでハートに攻撃してくる。


これ農家の壁が道路にめり込んでいないか???

視覚がおかしくなりそうな光景に思わず斜度を確認するとすでに10%を超えている。
まだ数百メートルしか登っていないのに、前半はゆるいという事前情報と違う!!
この果樹園区間を超え、片側1車線の道路が終わると・・・


幅は広い道路になるが、、、
あれ、きつくね???
ガーミンは勾配15%前後を表示している。
このコースのどこが平均11%なのだろうか?
11%切っていたのは最初の300mくらいじゃないのか?
自分の思っていたコース構成とは違うことにとまどう。
そういえば、峠途中にあるという湧き水のポイントはどこなのだろう?
登坂中、ずっと水のしたたる音やせせらぎが聞こえている。
水の都なのは間違いない。
どこかに「超神水」の湧き水ポイントがあるはずだ。
身体の疲れを違うことに向け、なるべく注意をそらす作戦に出た(笑)!
峠の斜度は一向に変わらないがスタートから2km地点の右側に何かが光っている。
水の反射のような・・・
もしや、ここが・・・・

キターーーーーーーー!!

なんと神秘的な。
これはなんとしても制覇してこの水で身を清めなければならぬ。
さあ、十三塚よ、持てる全ての力をもってかかってこい!!!!
・・・・
・・・・

ぐわし!!

どかっ!!

ほげーっ!!
、、、け、結構やるな。
ちょっとは手加減しろよ(笑)
斜度15%前後がずっと続くこの感じはかつての強敵、秘境・風張林道そっくりだ。
強敵と書いて友と読む。
友の血を生かし、攻略していく。
かつて攻略した風張林道のためにここで負けられない!
気持ちを立て直し、ガーミンを見ると峠の距離が2.5kmを超えた。
そろそろ出てくるはずだ。
最後に現れるエデンの化身。
そして・・・。
路面がアスファルトからコンクリートに変わる!!

子の権現といい、ラピュタ坂といい、もはやコンクリと激坂はセットのようだ。。。
サドル下に装備されている子の権現光の輪が最大の警戒態勢に光り輝く!!!

・・・・、・・・・、
ガ・・・グ・・・グ・・・ゴ・・・。
十三塚の真の姿を照らし出した!!
ビッグバーンーーー!!


いよいよラスト750mの最終決戦!!
予習通りならここからはずっと斜度20%を超える魔のゾーン。
行けるか???
なるべくウェットでないラインを選ぶ。

このコンクリは横に線が入っているのでスリップ防止に役立っている。
おい、役に立つじゃないか、コンクリ。
しかし、前輪が線のせいで跳ねるので急勾配と相まってウィリーしそうだ。
おい、てめー、コンクリ。
前輪が浮いたタイミングとダンシングの引手のタイミングが同時になったら
完全に制御不能になりそうだ。
ぐぬぬぬ、、、厳しい。
普通のダンシングでは前輪後輪の制御ができない!!
エルグやラピュタで使った超激坂対応ダンシングの出番だ!!
某自転車漫画の超前傾姿勢のダンシングのイメージ。
そう。
「ギガフレア・ダンシング」!!
ぐ、、、ぐ、、、。
浮きそうな前輪を抑えながら、
スリップしそうな後輪を制御しながら、
心が折れそうな斜度を視界にひたすらもがく。

ぐわーっっっっ!!!!
果たしていつまでこれが続くのか?
写真ではそうでもないがグィーンと坂が上に伸びている。
ぐ、超激坂の誰もが使えるというハートブレイクショットか!!
こやつまでも。。。
耐えろ、耐えろーーーーー!!
前を見ない作戦、「マイティガード」始動!
すると小さなワインディングゾーンが始まる。


実はここが少し楽だった。
斜度は12%程度だったか。
疲労がたまった体をほぐし、最後の戦いに備える。
絶対もう一度斜度はきつくなるはずだ。
油断はしない。
臨戦態勢万全だ!!
・・・
・・・
くるぞ、くるぞ。
ほら。
きたーーー。



でも空が近い。
きっとゴールはすぐそこにある。
それだけを心の支えに力を振り絞る!!!
そして・・・。

ゴーーーーーーォォォル!!!!
十三塚峠、制覇!!!!!!
足元には距離表示も。

そして目の前の光景はよく見慣れた光景だ。

恐ろしい難敵だったがなんとか制覇できた〜。
とりあえずホッとした。
さあ。
無事、超神水を飲む権利を得た。
2km地点の聖地まで向かおう。

どどーーーーん!!
さあ、やってまいりました。
マイナスイオンを充満させている。
み・・・みず・・・!!

よし、身体とバイクを清めよう!!


緑に体が同化していく・・・。
これが超神水の力か。
・・・、ただウェアの色が緑なだけ(笑)!
これで本日の目的は果たした。
下山し終わって、後ろを振り返ると・・・

「さあ、いくがよい。そして超神水のパワーを解き放つがいい。」
そんな声が脳に響く。
あとは身を清めパワーアップした力を試すだけだ。
本日最後の峠は湯袋峠(って名前であっているのかな・・・)。

ここをスタートとする。
風返し峠まで5kmちょっと。
平均斜度は7%程度の峠。
最近激坂ばっかりだったからペダルを回す筋力も鍛えておかなければ・・・。

お、道路脇には筑波の石が売っている。
この辺はそういうエリアなのかな。
とりあえず淡々と登り、そのままつつじヶ丘に突入し、約7kmのヒルクライムを終える。



あとはつくばの駅まで戻るだけ。
ルートはどうしようかな?
普段通らないスカイラインを逆走して戻ろう。
ついでに途中いつも気になっていたここに寄ってみる。



子授け地蔵なり。
標高は372mとのことだが雲だか霧だかが立ち込めている。

おお、なんか神秘的。
そのあとたくさんのローディとすれ違いながら、不動峠を下った。

今日は時間がないけど一度行ってみたいお店「ひるくらいむ」。
入り口がちょっと坂になっているのがポイントだ♪
さあ、つくば駅まで帰ろう。

んんん。
なんとか10時35分につくば駅帰還。
つくばエクスプレスに乗車して
1時間立ちっぱなしで、
秋葉原に11時40分に戻ってきた。
そして。
秋葉原から自宅までの間に最後のドラマが・・・。

思いもよらぬカーチェイス!!
信号待ちの時に話したら、なんと60kmくらいしか速度がでないそう。
だからロードバイクでも併走できるのだな。
でも目立っていたなぁ。
通行人からパシャパシャ撮られていた。
どさくさに紛れて自分も撮られていた(笑)!
そしてマリオカートとお別れし、
帰宅前にRinzTokyoさんによって
バーエンドキャップをニットーの緑に変更しました。


ハートのロゴが何気にお洒落♪
バイクが赤らか緑に変わっていく〜(笑)
※なお、峠途中の写真はすべて下山時に撮影したものです、悪しからず(笑)
【走行ログ】
ガーミンより
走行距離→71.1km(つくばのみ)
走行時間→4時間10分(オートストップなし)
獲得標高→1291m(つくばのみ)
消費カロリー→2109