走る走る男の物語

ほぼロードバイク&少しマラソンとかのblogです!

人生初入院、初手術・・・。

実は今年の春ころから右耳に異変が始まった。

まずは耳鳴り。

脈音のような耳鳴りが止まらなくなりました。

一応地元の耳鼻科にいったが神経性のストレスによるものではないか、

という診断だったのでそのまま放置。

しかし耳鳴りは一向に収まらず、9月になるとたまにチクーンと脳に響くような痛みが走るように。

これはおかしいと思い、今度は別の地元の耳鼻科に行くことにした。

すると先生から「これは真珠腫かも。」と言われる。

とりあえずCTと病理検査をしてみて判断しましょうという話になり

10月にCTを撮ってみた結果、診断された病名が「真珠腫性中耳炎」。

最初自分もなんだ、中耳炎か。

と軽い反応をしていたが、真珠腫という言葉がつくと事態が違う。

医師の話によると手術が必要らしいとのことだった。

そこで自分でも色々調べた結果、真珠腫というものが耳の中の小骨や神経を侵していく病気らしく

根治には手術しかないとのこと。

放っておくと、顔面麻痺や脳髄炎などの合併症を引き起こす恐れもあるという。

改めて事の重大さが分かり、少し落ち込んだ。

また10月頃になると痛みもひどくなってきて、夜寝れない日や仕事中も痛くて我慢できない日が

続くようになった。

さらに右側の舌の味覚も感じられなくなっていた。

どんどん悪化している実感がありもう手術を早くやってほしいという気持ちになり、

手術ができる大きな病院を紹介してもらうことに。

とにかく自分の事なので病院を色々調べて、家から近くさらに有名な先生がいる病院を探した。

そうして自分自身で決めた病院の先生宛に紹介状を書いてもらえ、電話予約しようとすると

先生は12月まで予定がいっぱいとのこと。

10月25日、とりえあず同じ病院の別の先生に診察してもらう。

その先生と相談した結果、手術は12月3日で有名な先生と共同で行うということになった。

12月だと少し時間があいてしまい、不安であったがその間は痛み止めの薬をもらってしのぐ事に。

そして来る12月2日。

人生初の入院。

ドキドキしながら午前10時病院へ。

看護師に案内された自分の部屋は6人部屋。

他の人に挨拶しようと思ったが、皆カーテンを閉めているので自分もとりあえずパジャマに。
自分のベッドはこんな感じ。

そして記念すべき初病院食。

一番窓際だったのでベッドから見える青空が眩しかった。

さて、ここからは備忘録のため、時系列をおって書きたいと思います。
●12月2日(月):入院、CT再検査。麻酔医師からの説明と執刀してくれる先生から手術説明。
この時点で手術は2回に分けて行う可能性大と言われるorz
なお髪を剃ったりすることはなかった。

●12月3日(火):朝8時30分手術室へ。噂の浣腸もなくオムツもなし。
午前9時手術開始、12時50分終了。
全身麻酔後、尿道カテーテルや気管を挿入した模様。
当日は一切食事なし。
術後気管を抜き、病室に戻るも目眩や吐き気なくポカリも飲めた。
喉に管を通したことで喉痛などあるかもと言われていたが全然痛みなし。
先生からかなり真珠腫が進行していたと説明を受ける。
音を伝える小骨も溶けていて、味覚神経もやられており、聴力や味覚の完全復活は厳しいようだ。
それでも顔面麻痺や脳髄炎の恐れはないという。

↑これは手術直後の写真。頑張ってVサイン。

●12月4日(水):目眩がひどく起き上がれないためベッドで処置。
歩行できないため尿道カテーテルもそのまま。
朝食の重湯を全て吐いてしまう。
目眩と吐き気がひどくて水分すら摂れず。

●12月5日(木):尿道カテーテルが抜ける。
単独でトイレに行けるようになる。
食欲はなく夕食時やっとゼリー1個を食べる。
本を読む気力がでる。

●12月6日(金):朝の処置は処置室まで自分で移動。
朝食にゼリー、お昼にうどん、夜にそば半分を食べる。
初めてテレビを見る気力がでる。


●12月7日(土):食事が常食になり、食欲が戻ってくる。色々なおかずに箸がいくようになる。
病棟を1周歩いたり、談話スペースで少し時間を過ごすようになる。
首下のシャワーも可に。土曜日でなかなかシャワーのお湯がでなくて困った。

●12月8日(日):だんだん目眩も減ってくる。エレベータに乗って1階まで降りて売店にいけるようになる。
頭からシャワーを浴びれるように。

●12月9日(月):初めて病院の外に出てみる。少しふらつく時もあるが順調に回復している。
食欲はほぼ戻る。
たくさんの同僚のお見舞いが嬉しかった。

●12月10日(火):朝、病棟の処置室で抜糸。
午後には一般の外来診察室で耳の中に詰めていたガーゼ抜き。
細かいガーゼが30個も詰まっていた。
診察後、翌日の退院が決まる。
最後の入院生活を満喫?した。

●12月11日(水):午前10時退院。15分歩いて帰宅。
5階までの階段も登れた。

こうして振り返ってみると、やはり健康であることの有難味がわかります。
この入院・手術という経験は決してマイナスではなく
自分にとってプラスになったと前向きに考え
今後の自分の成長の糧にしていきたいと思います。