走る走る男の物語

ほぼロードバイク&少しマラソンとかのblogです!

赤城山ヒルクライム参戦(長編)

【大会前日】
2010年3月にロードバイクを購入。
それから1年半。
やっとバイクデビューのときがやってきた。
本年9月12日に開催される「第1回まえばし赤城山ヒルクライム」!
これが自分のバイクデビュー戦となった。
さすがにデビュー戦。
右も左も分からない。
誰か一緒に参戦してくれる人を探したところショップのTさんが一緒にエントリーしてくれた。
これで、一安心。
当日を楽しみに待っていたが、大会2日前にTさんがまさかのDNS・・・。
デビュー戦にて一人での参戦となってしまった。
不安だけど仕方ない。
当日朝が早いため、前日から前橋市内のホテルに泊まりこむ。
そのため前日11日の土曜日に車で前橋入りをした。
検車も前日のためちょうどよい。
前日受付の会場に行く前に腹ごしらえ。
北関東でチェーンやっているラーメン火山。
ここのラーメンがぐつぐつ煮込みラーメンで美味しい。

腹ごしらえをしっかりして検車会場へ。
そして右も左もわからない状態で一人で検車会場に到着。
そう、前橋グリーンドーム。

競輪なども行われている大きな会場。
一度8月の試走の時に来ているので安心して会場に行けた。
さて早速会場内に入ると・・・
バイクがいっぱい♪

うきゃー!!
なんか、うきうきしてくる。
検車も空いていて、受付も問題なく済む。

当日背中に貼るゼッケンと検車済みマークのシールだ!
検車受付を済ませて会場内のブースを見て過ごす。

宝の山!!
バイク関連商品がたくさん格安♪
歩いているだけで楽しくなりました。
そんなこんなしながら特に知り合いに会うこともなく
グリーンドームを後にする。
次は宿泊するホテルのチェックインだ。
このホテルは7月に大会当選が決定してすぐ予約しておいた。
通常午後3時チェックインだが融通を利かせてくれて午後2時に部屋に入れた。
しかも、バイクも入れていいとのこと!!

嬉しい心遣いです。
いいホテルだなぁ。
ホテルで一休みしたら、すぐにウェアに着替えて街へ繰り出す。
翌日のレースに向け少しペダルを回しておきたかった。
前もってCOGのメンバーから美味しいトウモロコシ屋を
聞いてあったのでそこを目指す。
ちょうどコースの中間点くらいだ。
トウモロコシ屋に向かいつつも各地点の確認。
まずスタート地点の集合場所の合同庁舎前。

続いてスタート地点の交差点。

この辺にくるとコースを試走しているバイクもちらほら。
みんな気合入っているぞ、むむむ。

さ、そこからは登り開始。
自分もマイペースでペダルを回す。
足が軽い、調子がいい。

翌日が期待できそうな感じだ♪
途中トウモロコシヤが分からず通り過ぎてしまうも
スマホのグーグルナビで逆戻りし、お目当てのトウモロコシ屋に到着。

が・・・・なんと・・・・
「本日売り切れの看板」・・・orz
トウモロコシ食べられませんでした。
でも前日の練習はいい調子であることを確認できたのでよかった。
その後ホテルに戻り、レースの準備開始。
ウェアやメットにゼッケンを取り付ける。

おお、いい感じだ。
これで準備万端。
準備もできたので夕食がてら前橋の街をぶらぶら♪

市内を流れる川の水域が高くてびっくりした。
その後前橋駅そばでラーメンを食べ、家族へのお土産も買って
午後8時ころホテルに戻る。
そして独身の夜を満喫して、午後10時に就寝。
zzzz・・・・・、
が、レース前夜の興奮で何度も起きてしまう。
まるで遠足の前の日の小学生でしたw
まあ、初レースだったから仕方ないということにしておきましょうw
☆☆☆☆☆☆☆
zzzzzzzzzzzzzz
☆☆☆☆☆☆☆
【大会当日】
当日午前4時30分起床。
荷物預かり受付が5時30分、レーススタートが7時過ぎ。
それを逆算して起きました。
すぐにみたらし団子の朝食を済ませ、ホテルを出発。
もうチェックアウトしているローディもいたが
自分はレース後一度ホテルに戻り汗流してからチェックアウトする。
さて、外に出ると天気は曇り。
気温もさほどでないし、絶好のコンディションのようだ。
普段雨男の自分だが、これは大丈夫か??
ウォームアップを兼ねて3km程度先の
スタート会場である合同庁舎に到着する。
すると午前6時前にもかかわらず、会場には既に結構な数の人が。

自分もすぐに荷物を山頂行きのトラックに預け
スタートするグループの列に並ぶ。
会場アナウンスでも
「記録を狙う人は前のほうのグループからスタートしてください。」
「完走目的でゆっくり走りたい人は後方のグループからスタートしてください」
などなど放送が流れている。
むむ、自分は一応個人的にタイムも考えている。
どうせなら前のほうからスタートしたい!!
慌てて整列する場所に移動。
なんとか一般の部では1番スタートの第3グループに並ぶことができた♪

ちなみに第1グループはエキスパートクラス。
第2グループは前橋市民用グループ。
第3グループからが一般用で第8グループまであるようだ。
各グループを5分おきにスタートさせるらしい。
さて、午前7時。
観衆のカウントダウンとともにエキスパートクラスがスタートする。
午前7時5分。
前橋市民のグループがスタート。
そしていよいよ午前7時10分。
自分のいる第3グループがスタートした!!
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
計測開始地点の交差点まではゆっくり集団走行。
ここでは接触転倒などに細心の注意。
転んだら元も子もない。
そして計測開始地点を通過したらフリー走行となった。
みんなが一気にスピードをあげる。
おお〜!!
これがバイクレースの雰囲気か。
自分は初めての雰囲気にドキドキ。
道路の両サイドには地元の方々が大声援をくれる。
嬉しい〜♪
ありがたいなぁ、とても力になる。

でもまだレースはバイクが多くてなかなか前に出れない。
コース前半は車線両側通行可だ。
両側通行可のうちに少し前にでておこうと思い、
バイクとバイクの間をすり抜けながら徐々に前に出て行く!!
知らない人と会話なども楽しむ。
「後半厳しそうですね!」「全身真っ赤なウェアですね!」etc・・・
そうそう、赤城山のコース説明。
赤城山HCは全長20.8km、平均斜度6.4%、最大斜度9.4%、
標高差1313mのコースだ。
8月12日の試走で中間点を37分で通過したが
後半かなりバテて結局1時間32分でゴールしている。
猛暑の真昼間だったこともあるが
当時は34×25Tのギアでもいっぱいいっぱいだった。
それを考えるとやはり勾配がきつくなる後半が勝負となる。
今日はその試走タイムを絶対越えたい。
90分は切りたい!!
90分はエキスパートクラスのラインタイムだ。
後半の急勾配を想像しながらも前半から頑張ってペダルをこぐ。
目標として前半はギア2枚は残す。
その半分10km地点のころにはバイクの数も疎らになっている。
ふらふら、ふらついている人もいる。
接触には注意しながら、まずまずの状態で中間点を通過。
中間点の通過タイムが36分くらい。
前回の試走より良い感じ。

しかもその時より疲労感もないし、ギアも2枚残している!
いけるかも???
自らを奮起させ、後半9%の激坂を踏ん張ってペダルをこぐ。
ギアを1枚残したままで耐えて耐えた。
時には下ハン持って腕の力でぐいぐい引いた。
ダンシングも何度も使った。
まだファイナルローは使わん!
どうしてもきつくなったら25Tのギアを使い切ろうと思っていたが
それは最後の最後と決めていた。

しかし、ここで天候に異変が・・・。
スタート地点は晴れに近い天気だったはずなのに
標高1000mを越えたあたりから雨がぱらぱら。
しかも気温が20度を切っている。
表示だと18度。
やっぱり雨男は健在だったのかw?
でも寒さを感じるほどじゃない。
今日はペダルも止まらないし、いい感じだ。
試走のときアップアップだった場所でもまだ余力がある。
残り3kmくらいからは途中で力尽きてもいいからと自分に言い聞かせ、
余力を振り絞ってこぐ。
ついていける人にはついていく。

最後まで足がもつか不安だったけど、九十九折を何度も登った。
そしてラスト400mくらいの直線では底力を搾り出し、
数人をかわすスプリントでゴールを駆け抜けた。
ファイナルローは最後まで使わなかった。
試走のときとは比べ物にならない走りで
ゴールゲートを潜り抜けました〜!!
そして気になるタイムは・・・
サイコンを確認すると
!!!!!!!!!!!!
♪♪♪1時間21分06秒♪♪♪
前回の試走タイム1時間32分を10分以上短縮することができました。
やっぱりレースのモチベーションもあったし、
試走のときより2kg体重を落したのもあったし、
何より町の人の声援もあったし♪
色々好条件があったからかなw
ちなみに山頂は雨でしたが、各バイクの走り終えた充実感で満ちあふれ
熱気が悪天候を吹き飛ばすような清清しい雰囲気。
びしょびしょになりながらも笑顔の人がたくさんいました♪

もちろん自分も雨が気にならないくらいの大興奮。
赤城山サイコ〜!
と心の中で叫びました。
そして誰を待つでもない自分はそのまま荷物受け取りを済ませ
防寒服を羽織って、下山第一グループでスタート会場に戻ることにしました。
くだりはスピードを抑えて整然としてグループでいきました。
自分は第一グループだったので白バイの先導で町へと降りていく。
その道中も町の人々が拍手で見送ってくれた。
拍手の花道、本当に嬉しかった。
昨今の自転車マナーが悪いといわれ、赤城山HCの開催が決まってからは
毎日のように試走に訪れるロードバイクのせいで
少なからず嫌なな思いをした地元住民もいたはず。
しかし、前橋赤城の人々は大きな声援と拍手で私たちを見送ってくれる。
前橋・赤城の人の温かさが本当に身にしみました。
この拍手街道の下山が一番涙腺にきました。
本当に嬉しいなぁ。
そしてスタート地点に戻ると山頂とうってかわって快晴。

記録証発行まで時間があったので、一度ホテルに戻った。
シャワーを浴び、荷物をまとめチェックアウトして再度会場へ。
会場で記録証や参加賞を受け取り、そのまま昼前に東京への帰路につけました。

記録証即日発行はうれしい。
ラソン大会でも霞ヶ浦ラソンとかは即日発行してくれる。
霞ヶ浦とかは即日で順位とかも入ってくるんだけど
この記録証はタイムだけだなぁ。
これって順位とか入ってないけど、いつか分かるのかな。
とにかく・・・。
最高に楽しい2日間で本当に満足しました。
自転車レースデビュー戦は最高の思い出。
赤城山ヒルクライムは素晴らしい大会でしたし
心底また来年参加したいと感動させてもらいました。
最後になりますが、
素晴らしい大会を開催するにあたって運営に携わった方々、
盛大な声援を送ってくれた地元住民の方々、
一緒にレースを走った同志の方々、
遠方からも沢山の声援を送ってくれた方々、
一人旅に行かせてくれた自分の家族、
全ての人に最高の「ありがとう」を送ります。
ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう!!
これで数足りたかなw?
参加賞のころとんストラップも良きお土産♪


◎H23.9.20追記↓
第一回まえばし赤城山ヒルクライム大会
リザルト
☆総合順位  
366位(2,147人中)
☆年代別順位(30代一般男子)
122位(617人中)

※2011/11/14改編

【土日のラン】
おやすみ
今月走行距離→60km
【土曜のロードバイク
赤城山周辺ライド
走行距離→28.5km
平均速度→20.9km/h
最高速度→51.0km/h
【日曜のロードバイク
第一回まえばし赤城山ヒルクライム
1時間21分06秒(20.8km)
平均斜度6.4%、最大勾配9.4%
標高差1,313m
本日走行距離→53.4km
本日平均速度→20.4km/h
本日最高速度→51.1km/h
今月走行距離→148.1km